2016/03/13 第18回実践ビジネス会計3級 受験記録
・ビジネス会計検定 とは (ビジネス会計検定HPより抜粋)
「財務諸表に関する知識や分析力を問うもので財務諸表が表す数値を理解し、
ビジネスに役立てていくことに重点を置いています。」
とあるように
簿記検定は財務諸表の作成するプロセスが出題範囲なのと比較し、
財務諸表の見方が主な範囲になっているので、
よりビジネスパーソン向けといえます。
3級・2級・1級の構成です。
今回受験した3級の学力目標は、以下の通り。
「会計の用語、財務諸表の構造・読み方・分析等、財務諸表を理解するための基礎的な力を身につける。」
1.財務諸表の構造や読み方に関する基礎知識
(1)財務諸表とは
(2)貸借対照表、損益計算書、キャッシュ・フロー計算書の構造と読み方
2.財務諸表の基本的な分析
(1)基本分析
(2)成長率および伸び率の分析
(3)安全性の分析
(4)収益性の分析
(5)1株当たり分析
(6)1人当たり分析
・問題構成
Ⅰ:小問1(知識正誤問題)
Ⅱ:小門2(選択式問題)
Ⅲ:小門3(簡単な計算問題)
Ⅳ:大門1(一会社の単年度分析が多い)
Ⅴ:大門2(2社比較or経年比較 or その組み合わせ)
・当時の自分の学力
かじり程度に勉強していた簿記3級レベルの知識強はかじっていた。
(なぜか受験した日経簿記3級、5年ほど前)
国貞克則さん著の
「財務3表一体理解法」(ビジネスマンが財務諸表を読み解く際の知識、これお勧め)+
「財務3表一体分析法」(理解表での知識をベースに実際の企業の財務諸表を用いての分析)
の知識。
最初は、資格スクエアの動画授業一本でなんとかなるかな、、、
と考えていたけど、
(追記:2022年9月現在、本資格の講座は開催されていません。)
さすがに手元に教科書がない状態での勉強は厳しい、、、。
王道の公式テキスト
「ビジネス会計検定試験 公式テキスト3級」(資格スクエアでもこの教科書を用いて授業を進める。)
「ビジネス会計検定試験 公式過去問題集3級」
を購入しました。
公式過去問題集は、
セクション別+総合問題+過去問という構成になっていて、
解説は”公式テキスト参照”箇所も多々あるため、セットで使うのがベスト。
・勉強ペース
12月・1月・2月前半:
資格スクエア動画視聴+テキスト問題集演習(この段階では公式テキストのみ使用)
2月後半:
動画視聴(2/27 全授業視聴完了)+テキスト問題集演習+公式過去問題集 第4章まで演習
3月第1週:
テキスト問題集演習(主にミス直し)+公式過去問題集 第5章6章過去問 (+不安な箇所は動画視聴で確認)
3月第2週:
過去問演習+ひたすらミス直し
自分が最後までミスをしたり、苦手意識をもっていたのは、、
*会社法/金融商品取引法 (必要な書類・ステークホルダーはどこか)
*流動資産/負債の細かい項目 (特によくいわれますが見越し/繰り延べ)
*株を用いた収益性判断指標たち (特に株価収益率から来る将来見込み評価)
*引当金の扱い
などでした。
勉強も佳境に入ると、
財務諸表分析の総合問題はだいたいのパターンがつかめるし、
財務3表穴埋め問題等は、
検算もできるのでほぼ間違えなくなってきたのですが、
逆に、最初の用語問題などのほうでど忘れしてミスしたり、が
増えてくるという状況になっておりました。
・第18回を受験して。
感想として思ったのは、第18回はおそらく易化しました。
自分が上に苦手項目としてあげた引当金や細かい項目(前渡費用、未収金など)は
一切で出題されず、
Ⅳ・Ⅴの総合問題も財務諸表を埋めればおおよそとけるような感じでした。
少し拍子抜け。
次回(第19回)はどうなるでしょうか。
・今後の予定
自分の職業は会計分野ではなく、
あくまでビジネススキル向上の一環としての受験なので、
6月に簿記3級、9月にビジネス会計2級を受け、
この分野の勉強は一段落させる予定。
ただ、特に過去問演習を通じて、
資産とはなにか、
経常利益とはなにを意味するのか、、、
というのを瞬時に判断できるようになりました。
日経新聞の企業欄を読むのは格段に楽しくなりましたし、
EDINETなどで、会社の財務諸表なのも読んでみるようになりました。
まず財務諸表とは何かを知りたい、
ひととおり読めるようになりたい、、
という方にはお勧めできると思います。
*2016年4月追記
合格しました。
スコアは、88/100。もう少しとれてると思ったけど。。。笑
確認すると
財務諸表分析・計算問題はほぼ満点だったけど、用語の正誤問題のミスが多かった模様。
2級はより覚える用語が多いので、気をつけて挑まないと。
*2017年4月追記
2級合格しました。連結財務諸表なども加わりやりごたえはかなりあがる。
でも勉強するよいきっかけになったので受験してよかったです。